機能リファレンス

目次

  1. メインインターフェース
  2. シグナルチェーン
  3. AI ノイズ抑制 (RNNoise)
  4. ノイズゲート
  5. イコライザー
    1. グラフ操作
    2. モード
    3. プリセット
  6. リミッター
  7. 設定の永続化

メインインターフェース

コントロール 説明
ゲイン 中央の大きなグラフで全体の出力音量を調整
フラットモード EQ ライン全体を上下させ、純粋なゲインコントロールとして動作
ミュート マイクアイコンをクリック、またはスイッチで切替
スタートアップ Windows 起動時に自動実行

シグナルチェーン

以下の順でエフェクトが適用されます。

入力 → AI ノイズ抑制 → イコライザー → ゲイン → ノイズゲート → リミッター → 出力

DSP チェーンは内部的に 48 kHz モノラル(RNNoise の要求フォーマット)で動作します。 入力サンプリングレートやチャンネル数は前段で変換され、出力デバイス側のフォーマットへは Windows が再ミックスします。

AI ノイズ抑制 (RNNoise)

ファン音やヒスなどの定常ノイズに加えて、打鍵音やマウスクリックなどの非定常ノイズも除去します。 ノイズゲートと違い、発話中でも機械学習モデルが声と雑音をフレーム単位で分離するため雑音だけが消えます。

コントロール 説明
ノイズ抑制: 有効 / 無効 ノイズゲートの上にあるトグルボタン
  • 有効時の遅延は約 10 ms(48 kHz・480 サンプルの 1 フレーム分)。
  • RNNoise ライブラリ(BSD-3-Clause)を利用しています。 リリース ZIP には rnnoise.dll が同梱されており、万一 DLL が欠落した場合はトグルが自動で無効化され、その他の機能はそのまま動作します。

AI ノイズ抑制を使う場合でもノイズゲートは依然として有用です。 RNNoise はノイズを大きく減衰させますが完全な無音にはならないため、無音区間を完全にミュートしたい場合はゲートで残留成分をカットしてください。

ノイズゲート

入力レベルがしきい値を下回ると音声をミュートし、発話していない区間を完全な無音にします。

  • しきい値 – スライダーで調整。このレベルを下回る音声はミュートされます。

イコライザー

視覚的なグラフ操作で声のトーンを整えるパラメトリックイコライザーです。

グラフ操作

操作 方法
ポイント追加 ポイント追加ボタン、またはグラフの空きエリアをクリック(フラットモード時を除く)
ポイント移動 左クリックでドラッグ。周波数 (Hz) とゲイン (dB) を調整
ポイント削除 ポイントを右クリック

モード

  • フラットモード – 全ポイントを固定し、1 つ動かすとライン全体が上下します。音質を変えずに音量だけ変えたい場合に便利です。
  • ブースト上限解除 – 通常 ±50 dB の制限を ±100 dB まで拡張します。
  • 周波数範囲 – グラフ下の数値を直接編集して表示範囲(ズーム)を変更します。

プリセット

お気に入りの EQ 設定を保存・呼び出しできます。

操作 方法
保存 ドロップダウンに名前を入力しプリセット保存をクリック
読み込み リストから既存のプリセットを選択
削除 ゴミ箱アイコンをクリック
フォルダを開く 📂 ボタンでプリセット .json の保存フォルダを開く

リミッター

突発的な大音量による音割れ(クリッピング)を防ぎます。

リミッターは既定で有効です。聞き手の耳を大音量から保護します。

設定の永続化

デバイス選択、スイッチ状態、EQ ポイント、プリセット、その他の UI 状態はアプリ終了時に config.json へ書き込まれ、次回起動時に復元されます。